#11 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』

全部を紹介してたらキリないなら本当に勧めたい・映画評書きたい映画はブログにしていこうと思う。記念すべき第一回。

 

昨日図書館で『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を観た。あまりに有名過ぎるのでご存知の人もいると思う。ミュージカル系って普通楽しい。

ラ・ラ・ランド』とか『ウエストサイドストーリー』とか。でもこの映画の場合、その愉しさがより現実への深い悲しみ・どうしようもなさを際立たせてる。

 

僕はぶっ通しで観た後まあショックを受けた。涙こそ出なかったけど嗚咽しかけたし食欲も一時なくなった。家帰って寝込みたかったし、バイトもテンション上がりきらず小さなミスした。とりあえずお腹の底が気持ち悪かった。

心からこの映画を勧めたい一方で、

観る場所とタイミングと観た後のその日の予定。これはかなり大事。しかも気軽に勧められるような映画でもないからかなり勇気がいる。

テンションウキウキで恋人とかと観るもんじゃないし、その日友達と会う予定とかあるなら絶対やめたほうがいい。

賛否両論別れるとおもう。実際ネットの反応もそんな感じ。

賛否両論系の映画は観なければ良かったとおもう人もいる一方で、生涯最高の映画と思う人もいる。つまりベスト オブザ  ムービーズ になり得るかもしれない だから観てない人は勇気を持って観てほしいなぁと思います。

自分の人生に間違いなくこの映画は刻み込まれたと言えると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからは内容に少し踏み込むのでネタバレがきになる人はまだ観てからぜひ読んでほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

観た後の感想はもう救いようがない。

唯一の救いがあるとすればセルマが映画を通して自分の境遇を嘆かなかったこと。

にしても…酷過ぎる…こんなん…

 

セルマは映画の中で自分は弱いみたいにいうシーンがあったと思う(なかったらすみません)

でも自分ならこんな絶望的な境遇で信じてた人に裏切られて、自分の運命を呪わないでいられるか。絶対無理。

 

辛い現実の中で唯一と言っていいくらいの救いだったミュージカルも役を降ろされたり、仕事を喪ったり、そんななかで息子の視力回復の手術のためだけに、弱音を吐かず、前を向いて生きられるか。それも自分には無理だと思う

 

死刑を免れる or 息子の視力

の選択で迷いなく前者を選べるセルマ

弱いはずがない。ひたすら息子のためを思って行動し続けた、間違いなく強い女性だと思う。

 

映画の序盤でジーンが「なんでこんなしょうもない質問ばっかするの?!」と少し苛立ってセルマに聞くシーンがある

そのときなんとも思わなかったけど、こうした何気ない日常会話が、

視力的にも、そして日中働いてるセルマにとって、息子の成長をずっと感じていられるわけではないから、セルマにとって大事なコミュニケーションだったとおもうとブログ書いてる今でも泣けてきた。

 

あとはジェフとキャシーあと女刑務官。いいやつ達。この映画のもう一つの救いかもしれない。

手術代を弁護士費用に充てようとしたキャシーの行動は行き過ぎたものかもしれないけど、全てはセルマを思ってのこと(だと信じたい)

キャシーの、客にうるさいと言われながらも映画を隣でリアルタイムで解説するシーンも良かったなぁ。

 

ラストはさすがに伏せるけど思い出すだけでショック。迫真の演技が感情電車に追い打ちかけてくる。

 

観た後はやりきれなさ、悔しさ、切なさ、虚無感、裏切りへの恨み、いたずらな運命への憎悪…etc

負の様々な感情が渦巻いて、余韻を暴力的なまでに残し続けたし、良い映画と出会えたとおもう一方、しばらくは観ないでおこうと思う。

 

もし観た人いたら感想とか教えてください。

これから観る人いたらもう一度

「タイミングには注意」